今年度より、中学校高等学校の美術を担当している數本奈智子先生が、2022年・第83回河北美術展において【入賞:洋画部門 宮城県芸術協会賞】を受賞されました。數本先生からのコメントと作品を紹介いたします。
<數本先生よりコメント>
河北美術展に挑戦し始めて,39回目を数えます。この春,公立中学校を退職し,新しい出逢いの第2ステージの幕開けに受賞できたことは,本当に嬉しいことでした。入選が32回,賞候補が2回,入賞が今回で3度目になります。大きな展覧会の中でも,地元に根付くこの河北美術展は,幼い頃からの憧れでもあり,目標となるものです。
「風の記憶」シリーズを手掛けて,20年余りの時が経ちます。過去があり,現在があり,そして未来へと時は止まることなく繋がっており,様々な記憶は,その時の風が運ぶ香りとともに,蘇り,流れていきます。人間は魅力的で,描く女性像には,自分の生き様や想いが内在しています。今,我々が生きる地球には様々なことが渦巻いており,目に見える大切なことと,目に見えない大切なことをしっかりと見極めながら,人と繋がる社会の中で,自分を大切に,しっかりした意志を持って生きていきたいという想いを込めました。
私の「心の小宇宙」をさまよいながら,流れゆく大切な「時」を生きる自分がここにいます。
<數本先生の作品>
作品名:風の記憶<風は緑>
作品の展覧会は、5月11日(水)から17日(火)の7日間、TFUギャラリーミニモリにて行われておりますので、是非ご覧ください!
また、5月15日(日)の河北新報朝刊にも掲載されていますので、そちらもご覧ください!