高校2学年「総合的な探究の時間」で日本キリバス協会 代表理事 ケンタロ・オノさんの講演会がありました。
ケンタロ・オノさんは、仙台市出身で15歳の時に大好きなキリバス共和国にどうしても行きたくて単身キリバス
に飛び込み、約20年間のキリバス生活の中で、23歳でキリバス人になり、前キリバス共和国名誉理事や大使
顧問を歴任。現在、仙台市に事務所のある一般社団法人日本キリバス協会の代表理事を務めていらっしゃいます。
ケンタロ・オノさんは、講演の中で「愛くるしく純粋な目をもったキリバスの子どもたちの祖国を、先進工業国に
住んでいる私たちが二酸化炭素やプラスチックごみの大量排出、フードロスによって亡きものにしようとしている。
あなたは、あの子どもたちの目をまともに見ることができるような生活をしていますか?」と熱く語っていました。
生徒達からは、「キリバスが抱える深刻な問題を見て見ぬふりはできない」、「キリバスで起こっている問題は、
実は現に私たち地球に生活する人間に振りかぶっている問題だと実感し恐ろしくなった」「SDGsに対する自分の
意識が変わった」、「受験勉強を言い訳に遅くまで高温暖房や電気を使い放してきたことが反省させられた」、
「これからは国内の地産地消食品を食べるように心がけたい」、「余計なプラスチック製品を使わないようにした
い」、「マイバックを使用したい」、「食べ物は自分が食べられる分だけ買いフードロスを出さないように心がけ
たい」といった感想が聞かれました。大変貴重で有意義なSDGs(持続可能な開発)を考える機会となりました。
(文責:総探委員会2学年担当 佐藤正久)