今月の目標

疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い。わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。

（マタイによる福音書11：28~30）

　１０月１日は「小さきテレジア」という聖女の祝日でした。聖女はご自分を小さなものとして神に信頼する道を歩むことで、神様についての多くの知恵を授かった方です。最後は病気で苦しみを捧げながら「私はこの世を去ったら、生きているときよりも多くの人を助けますよ」と約束なさいました。この方は学生の保護者でもあるので、もし何か悩みが生じたらこっそり打ち明けてみるのも良いかもしれません。

　さて、「柔和で謙遜な者」とは、神の憐みに信頼を寄せ、自分の強さを誇らない人のことです。イエス自身が身をもって示したこの生き方の中に安らぎがあるのです。「軛」とは馬や牛の首にかけて畑を耕す農耕の道具ですが、イエスの軛が負いやすく軽いのは、神の思いを知るイエスが、その人の傍らに立って一緒に担ってくださるからです。

　１０月はロザリオの月です。ロザリオとはバラの冠の意味で、ロザリオの祈りはイエスの生涯を黙想しながら聖母の取り次ぎを願って捧げるお祈りです。「共に暮らす家」である地球を大切にできるよう、見捨てられ、忘れ去られた人々の叫びに気づくことができるよう祈りを捧げましょう！