教育の特徴

Characteristics of Education

Christian educationキリスト教教育

キリスト教教育は社会で生きていくための力となります。

聖ドミニコ学院中学校高等学校では、聖堂朝礼、放送朝礼の聖歌・聖書朗読とお祈り、週に1度の宗教の授業、宗教行事、さらには日々の先生方との対話の中で、キリスト教教育が実践されています。 人間としての心を育む大切な時期だからこそ伝えたいキリスト教の価値観が、「正しいことを知り愛と誠をもって実践する」人間へとあなたを成長させます。

キリスト教カトリックの修道会「聖ドミニコ女子修道会」の修道女の強い思いから、1953年に創設されたのが、聖ドミニコ学院です。神の教えを正しく理解せず多くの異端が生まれた中世ヨーロッパにおいて、聖ドミニコが創設した「ドミニコ会」の使命は、「みことば(聖書のことば)」の宣教です。そこから学院のモットー『真理』の言葉が生まれました。

「真理はあなたたちを自由にする」(ヨハネによる福音書8章32節)という聖書のことばがあります。真理そのものである神との出会いが、本当の自由へと私たちを導いてくれるという意味です。本当の自由とは何でしょうか。この答えを聖書を通して学びます。聖書は人間本来の姿を私たちに示してくれます。
真理とは何か、自由とは何か、この問いの答えを聖ドミニコ学院で学んでください。

毎日、聖書の言葉を聞き祈りを捧げる生活の中で大切なことを見つめる時間が用意されています。学んだことを深めるためには考える時間が必要です。自分中心になりがちな私たちは神と向き合うことによって他者を思いやる人間へと成長することができます。
一日の初めと終わりに祈りを通して神と向き合い、長い人生を生き抜く力を身に付けてください。愛することのできる人間こそ完成されたものです。キリスト教教育は神の愛に支えられた、人を愛する人間を育て上げます。

目に見えない神の存在を表現するものとして、音楽や絵画、彫刻といった美しい芸術が生まれてきました。本校にも多くの美術品や名品が存在し、身近に鑑賞できる環境があります。たとえば、ドミニコ聖堂があるヴェリタス館には、ベルギーの著名なドミニコ会の司祭が制作したステンドグラス、ドイツのイェーガー&ブロンマー社製のパイプオルガン、校内には多くの美しいマリア像があります。

ドミニコ会の本部はローマにあり、東京、京都、都城のほか、国外ではイタリア、フランス、スペイン、ベルギーなど10カ国に姉妹校があります。ヨーロッパには校章と同じドミニコ会の紋章を付けた修道院や学校がみられます。

Environment一人ひとりの個が大切にされ、のびやかに学べる教育環境

本学院はキリスト教に基づく教育を行うミッションスクールで、一人ひとりは神様から祝福されたかけがえのない唯一の存在であることを大切にし、教育に取り組んでいます。一人ひとりの異なる個性や価値観を大事にし、安心してのびのびと学校生活を送れる環境づくりに努めております。

1. 小規模校としての魅力

中学校高等学校の教育特色の一つは小規模校であることです。先生と生徒の距離が近く、一人ひとりと接する時間を多く確保できます。質問や相談など生徒のニーズをより理解しやすい関係性があり、常に学校生活で適切なサポートを行うことができます。一人ひとりの声にじっくりと耳を傾けることは、共感をともなうコミュニケーションに繋がり、相互理解が醸成され、落ち着いた日々の学校生活に繋がります。

2. 生徒の可能性を引き出す授業

授業においても生徒一人ひとりの個性や理解度に合わせて、個々の生徒がもつ力や可能性を引き出すような授業を行うことができます。その一例として生徒参加型・生徒主体型の学習方法であるアクティブラーニングの授業を導入しやすい環境にあります。一方向の受動的な授業に対して、質問や意見交換などの時間が十分に確保され、生徒が積極的に学びの場に参加し、生徒同士が協力し合い能動的に活動するアクティブラーニングの授業は現代社会において必要とされている協働性や課題解決力を養うことができます。また、少人数であることは学習の到達度に合わせて生徒個人に応じてサポートすることもでき、教職員が常に伴走して支援する体制があります。

3. 一人ひとりが主役になれる環境

授業以外においてもクラスでの発表の機会や学校行事での役割を多く担うことになり、人前で話すことや積極的に行動力が磨かれることも魅力的な環境となっています。少人数の中でお互いに切磋琢磨しながら、認め合い結束力を高め、豊かな人間関係のある温かい家族的な場で学校生活を送ることができます。