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送辞

学校行事・宗教行事

送辞

冬の寒さが和らぎ始め、陽の光やそよ風の暖かさに春の気配が感じられる今日の佳き日に、聖ドミニコ学院高等学校を卒業される三年生の皆様、ご卒業おめでとうございます。在校生一同、心よりお祝い申し上げます。

こうして先輩方の姿を目にしていると、行事などでどの学年よりも団結力のあった姿や、廊下などで楽しそうに友人と話している姿など、数々の思い出が浮かんできます。振り返ってみると、先輩方は私たち後輩にとって心強い存在であったのだと改めて思います。

それは、委員会や行事などにおいて、先輩方がどのようなときにも前向きに責任感を持ってドミニコを盛り上げていこうと工夫を重ねる姿はいつでも私たちの目標です。

行動以外の活動でも、先輩方は様々な活躍を見せてくださいました。毎週の朝礼で先輩方の表彰があるたびに、その素晴らしい成績の背景にある努力を想像して、憧れを抱きました。

そのような先輩方がいてくれたおかげで思い出深い、充実した日々を送ることができました。

特に、今年の文化祭は新型コロナウイルスが猛威を振るって以降、初めて一般公開をした文化祭でした。私は特に先輩方が文化祭の企画をし、運営・パフォーマンスを全力で行っていた姿がとても心に残っています。誰も経験したことのない状況で不安や困難がありました。そのような中でも、試行錯誤を繰り返しながら創り上げた文化祭は校内中に笑い声や明るい声が響き渡るほどの盛り上がった文化祭でした。その時、先輩方を尊敬すると共に、来年度は私たちも賑わいを見せる文化祭にしたいという目標になりました。

この先、先輩方が進んで行く道には、キラキラとした希望や、楽しいことが満ちていると思います。もちろん、時には不安になったり、苦しいこともあるかもしれません。しかし聖ドミニコ学院高等学校のモットーである「真理」に基づいた優しさと明るさがあれば乗り越えられると思います。輝かしい未来を切り開いていく先輩方に、神の恵みが注がれ、たくさんの幸せが訪れるようにお祈りします。

最後になりましたが、卒業生の皆様のさらなるご活躍をお祈り申し上げ、送辞とさせていただきます。

令和六年三月一日
聖ドミニコ学院高等学校
在校生代表 佐久間碧美