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夏期休業前閉講式における校長講話

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「カトリック精神に基づき、神の前に平等な人間として、互いに他を大切にしつつ、神の愛に生きる人間を育成する」建学の精神のもと、4月は入学、進級した「喜び」に満ちた月、5月は運動会などの学校行事をとおして「思いやる」心を育み、6月は県高校総体・地区中総体、1学期中間考査などから「努力」の尊さを学び、7月はドミニコ祭、中学2年生は野外活動などで互いに「信頼」しあい、絆を深めてきました。

とくに、ドミニコ祭は仙台一の女子校として心意気を示してくれました。

さて、私はドミニコに来て、3ヶ月半が経ちました。高校3年生の進路実現に向けた励ましと本校の特色を聴くため、5月半ばから高校3年生と面談を行い、7/3からは中学3年生と面談しています。今日は、その成果として高校3年生から教えられた本校の良さをまとめましたので、紹介します。

 

○一言で表すなら「アットホーム」。帰ってきたくなる「ふるさと」のようなところ。

○女子だけなのでありのままの自分をだせる。少人数ならではの仲のよさ。

互いを尊重し、分かり合える関係に成長する。先輩後輩の間に壁がない。

○落ち着いた、穏やかな雰囲気があり、女子校ならではの「のびのびとした」環境で、学年が進むにつれ友達から家族のような関係が育まれる。

○みんなで学校をよくしていこうと一つの心になる。女子校だからこそできる取り組みがないか、アイデアをみんなから出していければいいと思っている。

○幼小中高が同じ敷地にあり、いろんな年代とコミュニケーションがとれる。

○先生と生徒の関係が近く、相談すると自信につながる応えが帰ってくる。先生方の気遣いを感じる。先生が生徒一人ひとりを見守り、生徒たちの成長に寄り添ってくれる。授業も質問しやすい。

○メールの存在。先生とは違う役割、母親のような包容力。

○キリストの教え。自分の心を照らし、悩みから解放してくれる。自分が迷ったときの道しるべ。

○制服がかわいい。(特に夏服は人気のようです)

○漫画やアニメの影響から女子校に対し「いじめ」など、どろどろとした怖いイメージがあったが、ドミニコに入ったら同じ目標をもった人たちと出会い、悩みを共有し、励まし合うことができた。

○中学のとき、パソコンで幼児保育専門を検索したら、ドミニコにヒットした。一年次から専門的なことを学ぶことができる、ピアノレッスンが無料で受講できる、系列の幼稚園で実習ができるなどに惹かれ、ドミニコを選んだ。

 

なによりも私が感心したのは、全員が自分の進路を自信をもって応えられたことです。「真理」(ヴェリタス)は建学の精神を一言で表す言葉です。ここには、「あなたはどう生きるのですか。」という問いかけがあります。高校3年生の皆さまとの面談から、私は一人一人が建学の精神を体現し、成長していることを実感しました。

さて,明日から一ヶ月ほどの夏休みに入ります。この間、みやぎ総文祭2017、南東北インターハイがあります。全国から多くの高校生がみやぎの地を訪れ、交流する機会に恵まれます。また、さまざまなことにチャレンジできる機会でもあります。自分自身を育むためにみなさん一人ひとりの目標に向けた取り組みに期待します。事件・事故に巻き込まれず,8月21日元気な姿を見せてください。

 

ドミニコ生はやればできる。

あせらず、やすまず、あきらめず

夢をかたちにしよう。